2013年7月28日日曜日

”縄文的”縄文土器焼き(その2 7/27): 丹波縄文の森塾

7月27日午前9時前、もうセミが鳴いています。
昨夜は、心配していた夕立もなく、今日もよい天気。
いよいよ土器のとりあげ。

明るい色に焼き上がりました。


リジチョーがかけて回っていた雲母は、(写真ではよくわからないですが)近くで見るとキラキラ光って、とてもきれいです。

割れてしまったり、とれたところを修理中。子どもたちが野焼きをするというので見学に来られていたアメリカの陶芸家・キャサリン先生も手伝ってくださいました。

河合雅雄名誉公苑長の作品を手にするリジチョー。キツネだそうです。片耳が欠けてしまったのが少し残念。

ルリ子先生に修理していただきました。

(こぼら)

2013年7月27日土曜日

”縄文的”縄文土器焼き(その1 7/26): 丹波縄文の森塾

7月26日(金)から、丹波の森公苑で縄文の森塾のキャンプが始まりました。

まず最初は、縄文塾なんだから、やっぱり縄文についてちゃんと知らなくちゃ・・・というわけで、考古学者小山センセイによる縄文講座がありました。まだ縄文時代を習っていない子どもも混じっていますから、基本をおさえた話です。
リジチョーが普段書いている論文の内容を話をしたら、学校で×になりそうだもんね(笑)。
 

つづいて、土器焼き!



土器は7月6日につくって、もう十分乾燥させてあるのですが、水分をしっかりぬいて、温度をじわじわ上げていきます。この方法だと、失敗が少ないのだそうです(宮本ルリ子先生談)。
十分水分がぬけたところで、一気に温度を上げていきます。

最後に、せーの、で一斉に燃えやすい枯草を投入!


このまま一晩おき、明朝とりあげます。さて焼き上がりは・・・?(つづく)
(こぼら)

2013年7月18日木曜日

オーストラリアの食生活 :@関西日豪協会で講演しました

今日(7月18日 木曜日)小山リジチョーが、関西日豪協会の定期総会で「オーストラリアの食生活~白人とアボリジニ~」というタイトルで講演しました。

考古学を研究していたリジチョー、1980年代はじめに、縄文人に会いに行こうと、今も狩猟採集生活をつづけているアボリジニの人びとのところに調査にでかけ、鳥やカンガルー、魚、カメ、トカゲなどを狩り、貝、ニセクログワイをあつめるところを、一緒についてまわったそうです。

しかし、あるときふと、気づいたのは、日常の食生活をよく見ると、小麦粉や紅茶、缶詰など、スーパーマーケットで売られている食品に頼っているということ。そう、彼らも現代を生きる人たち。村中で出かけるカササギガン猟(ファイアドライブ)などが典型的な例ですが、こういった狩猟はお祭りのような特別な場なのだ、と。そもそも、村に調査に入るとき、四駆の車を持ってくるように求められたのですが、こういった道具なしには、もうやっていけないのです。

ま、簡単にいえばそういうお話でした(はず・・・)。
リジチョーにしては、めずらしく時間オーバー(約10分)、力が入っていました。
自宅でUSBメモリをなくさなかったら、もっとよかったんですけれど。
 
(あわてて駆けつけました こぼら)

2013年7月16日火曜日

ネアンデルタール人: 花の埋葬

小山センセイの縄文徒然草に新記事がアップされました。
縄文よりずっとずっと古い、ネアンデルタール人のことを書いているのですが...
なぜか薬草の話が続いております。


「ネアンデルタール人:花の埋葬」のページはこちら

2013年7月11日木曜日

オオムラサキに願いを :放蝶会@丹波の森公苑

縄文の森塾修了後14:00から恒例のオオムラサキの放蝶会があり、リジチョーも参加しました。
頭にお星様がキラキラしているのは、みんなで短冊を書いたりして、ついでに?七夕さまもやったからです(笑)。星に願いをかけたのと同時に、オオムラサキにも願いをこめて、放ちました。

オオムラサキはあっという間に空高く舞い上がっていきました。


(こぼら)



縄文の花咲か爺!? @丹波縄文の森塾

今年は早々に梅雨明けして、毎日暑い日が続いていますね。
ところで先週末の7月6日(土)、小山リジチョーは兵庫県の丹波の森公苑の「縄文の森塾」に行ってきました。今年も、信楽で活躍しておられる陶芸家の宮本ルリ子先生の指導の下、縄文土器や土偶などに挑戦しました。

名誉公苑長の河合雅雄先生も来られていて、真剣に土偶を制作されています。
ところが、リジチョーったら、白っぽい粉の入ったビニール袋を下げてウロウロ。
そして、みんなが作っている土器にぱらぱらふりかけて回っています・・・!




実は、この粉は雲母(うんも:土器の←の部分(白いところ)につけられています)。
焼き上がったらキラキラ光るんだとか。

国宝の棚畑の縄文ヴィーナスにも使われていたんだそうな。
午後のリジチョーの「縄文の芸術」というお題の土器や土偶の話、みんな、わかってくれたかな~?

今日つくった土器や土偶は、今月末(7/26~28)のキャンプの時に、野焼きで焼き上げます。楽しみですね。
(こぼら)