2015年8月8日土曜日

オトギリソウ :薬のミンゾク学



郡山美術館に行った時、前日のくすりの研究会で興奮していたのだろうか、伝統薬の展覧会を開けばどうだろう、絵馬とか広告とか、霊験あらたかな寺社の資 料。それに民間薬をあつめるといい、大きく構えなくてもギャラリー・スペースをつかって参加型のイベントにするといい、などと一人でしゃべっていた(いつ もそうじゃないですかという人もいるけど)。

学芸員のTさんが民間薬と言えばこの地方はオトギリソウですねと語り始め。その熱弁はクマノイとかチョウセン ニンジンに万能薬に似た信頼を寄せる地方があることを思い出させた。




オトギリソウは日本、朝鮮、中国に自生する草、漢方薬名は小連翹。鎮痛、月経不順、止血、関節炎にも効くとある。現在、白河市に近い山中の村に逼塞してい るところなので、ちょうどいいやと近所の散髪屋さんに出かけて行った。ありました。庭の雑草に混じって小さな黄色い花をいっぱいつけた草、土用の頃に採 り、乾かして焼酎につける。虫さされに効くと。

このあたりはどこの家でもやってたもんだ、今は薬局に行ってしまうんだけど、と奥から埃をかぶったボトルを持ち出してきた。少し頂いて、前日そとでひるねをしてたら虫に刺されたところにつけたら、なおった?。それ以外の薬効についての情報は得られなかったのでもっと調べなければと思っている。

(小山 修三)

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