2016年12月9日金曜日

ふるさとの味、日本酒


ふるさとがなんでこんなに気になるのかよくわからない。記憶の底にあるからだろうか。

今、「季刊民族学」の特集で日本酒をやっているので、ふるさとの酒を思い出した。昔は、私の町観音寺とその周辺(香川県三豊郡)には8軒もの酒造所があったが(ウチもそうだったのだが)、今では川鶴酒造1つしか残っていない。コメが素材なので戦時中から統制が厳しくなり、その後はビールなど洋酒に押されて全国的に酒屋は厳しい道を歩んできたからである。

それでも川鶴さんは頑張っていて、最近の地酒ブームにのっているのは立派だ。フェイスブックを見ると、若い女性の杜氏が張り切ってやっているのだが、横から見るとハラハラもの。なんとか最後の絞りまでこぎつけた、よくできたと社長さんが涙した、とあった。

飲みたくなってと注文した。たまたま、うどんとダイダイを友達から送ってきたので酒肴讃岐尽くしになり満足した。

というわけで今晩も酒盛り。おかずはアジの干物とつけもの。これがあのころの肴、だったのかと思うんだけど。といってるうちにまたのみすぎみたい。酒に弱くなったもんだ。

(小山 修三)

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