2016年12月25日日曜日

ゴハンのおいしい町、観音寺


年の瀬はパーティのシーズン。先週は梅田で乙部順子さんの『小松左京さんと日本沈没 秘書物語』の出版を祝う会がありました。そこにいた小松さんのお孫さんの話。

「運転免許をとりました、香川県カンオンジ市で」。目がテンになったのは、ここ数年私が「観音寺市ふるさと応援大使」をやっているから。

「なんで?」と聞いたら、「最近、2週間ほどの集中合宿をして、運転免許を取るのが流行っているんです。ネットで探したていたら‘ゴハンがおいしいまち’とあったので」と言うのです。今は、地方創生の時代、あらゆる魅力を掘り出して、町おこしにやっきになっています。しかし、香川県ならウドンでわかるけど、ゴハンとは。

むかし、「小松さんを講演に呼んでほしい」と市役所にたのまれ、説得に大変苦労したことをおもいだしました。「きみのおじいさんを呼ぶのはたいへんだったのよ。それなのに、呼びもしないのに、若い女の子が来るとはねー。つぎはおむこさんをさがしてみて」と言いました。
毎日の食がおいしいこと、それが基本で大切であることを考えさせられました。

(小山 修三)

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