千里文化財団は同人雑誌『千里眼』を発行しています。はじまりは梅棹さんが文章のカラオケだといって興味のある人に呼びかけつくったもので、年4回発行、現在137号まで出ています。
現在の同人の数は54名、文章を少しずつ書きためて、それを1本にまとめるという(梅棹さん的)手法で、あの名作『夜はまだあけぬか』(1989講談社;1994講談社文庫)などが出版されています。同人の方々も様々な形でたくさん本をだしています。先日の懇親会でも、堀井良殷『春秋随想』(千里文化財団)、佐藤一段『関西経済人 ちょっと味な昔噺』(文芸春秋社)の出版が報告されました。
それに間に合わなかったのですが、吉田時雄さんの『天馬空を行く』を本日受け取りました。吉田さんは産経新聞の敏腕の経済部記者で、大阪新聞社長。流通科学大学でも教鞭をとっていました。去年逝去なさったのですが、その一周忌を機にまとめた本です。自費出版ですが自分史を中心にのびのびと書いてらっしゃる、楽しい本です。関係者だけに配るには惜しい本だと思います。
(小山 修三)
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