2015年9月14日月曜日

開館120年特別展 白鳳 @奈良国立博物館


久しぶりにいい天気になったので奈良博にいった。美術史に興味があったので飛鳥・奈良には学生時代からよく行っていた。白鳳時代の作品は、飛鳥時代にはま だ外国文化が消化しきれていない感じなのにたいし、ようやく日本的になってきたので好きだった。薬師寺の日光菩薩像、聖観世音菩薩、法隆寺夢違観音などを みた思い出もまじってなつかしかった。

1m未満の小型の仏像が多くならんでいたが、なかに無残に首をもがれた像があった。いつ、なぜ、どのようにしてこうなったのか。最近、ISISやタリバン が中東で古代遺跡を爆破しているニュースが脳裏をよぎる。イスラム教はイコンを否定しているのでそれは分からなくもないのだが日本にもよく似た時代があっ たことを思い出す。キリシタン時代にあったが、とくに幕末から明治の初めの神仏分離では、たくさんの寺が打ちこわされたり焼かれたりしたという(もちろ ん、仏像も)。それにしてもあまりにもひどい、ファナティックにすぎる、人類の歴史は?知恵は?技術は?誇りは?何とかならないものか・・・と、古文化財 保護にながくかかわってきた身には激しい痛みに襲われるのである。

PS:10月24日からは正倉院展です。今年のメダマは紫檀の琵琶。復原した琵琶による演奏会もあるそうです。博物館もユニバーサル化しているのですね、あとはランジャタイ(蘭奢待)のにおいをかぐというのはどうでしょう、織田信長じゃないけれど。
(小山修三)

奈良国立博物館 開館120周年記念特別展 白鳳―花ひらく仏教美術―
のホームページ
http://www.narahaku.go.jp/…/2015…/hakuhou/hakuhou_index.html

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