
オデンには基本的に「味噌をぬるもの」と「汁で煮るもの」との2つの系統があるようだ。種ものとしてはトウフ、コンニャク、チクワ、卵などが主となるが、 地方によって特別なものがある。とにかくバラエティー豊かで、全国オデン・マップもつくられている。そんな分布図をみてると考古学者だか民族学者の本性が 湧いてきて地方色を調べたくなり、さらには縄文時代へと思考がとぶ。
囲炉裏でいつも煮立っている大鍋、そのなかに投げ込まれた種もの、それを串でさして食べる。これは箸や受け皿の(少)なかった縄文人にとっては誠にぴった りの食べ物ではあるまいか。ようやく涼しくなったのでそんな妄想にかられるのにちがいない。さー、これから一杯やりに行きましょう。
(小山 修三)
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