2014年4月3日木曜日

4月1日の旅: 消費税UPに思うこと

3月の末は、しまなみ街道をとおってふるさと観音寺にいき、4月1日に大阪に帰ってきた。消費税8%に上がった日なので大変。いつものうどん屋さん、駅の切符、おみやげを買ったキオスクで計算に手間取るのでいらいら、おつりの一円玉が目だって増えたのと、財布がみるみる軽くなる感じはした。

テレビは税率が上がったことが、どんなに大変かを騒ぎたてている。本当かいな、といつもの天邪鬼精神が頭をもたげてきた。

以下、まったく私的な印象なのだが、日本人は今世界でももっとも豊かな生活をエンジョイしているのではないかと思う。それにかんして、ここ数年の海外での見聞と第二次大戦後の私の生活を比べると;

食事―ダイエットがこんなに問題になるとは思わなかった。肉、牛乳、乳製品の増加。
服装―暖かで軽く、カラフル、安い。ツギあての必要がなくなった。
旅行―新幹線、飛行機で迅速に動ける。海外にこれほど多くの人が行くとは。自家用車。住まいーテレビ、暖房、冷蔵庫。パソコン、ケータイ、スマホ。
公衆衛生―清潔なトイレ。ペットボトル(JRでは水のみ場がなくなった)

などなど、言い出したらきりがない。

日本人の生活はアメリカにも見劣りがしないし、ベトナムや台湾などでは、それを理想としてみんなが励んでいる感じだった。
消費税アップについてはマスコミ報道はやや偏りすぎているのではないか。税は欧米と比べて日本は(8%でも)まだまだ安い。税率アップの理由は社会福祉の向上とある(本当にそうしてくれるのなら)が、私たちがより安定した老後を送るためには、みんなが犠牲を払ってもやるべきで、もっと高くても仕方がないとおもう。

今、私たちが考えるべきことは、より安楽な生活をめざすあまり、電力(原子力)、安価な食品輸入、大量の食品破棄などのムダを排除し、持続可能な質素な生活を送る覚悟を決めることではないだろうか。

(小山修三)

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